2023/10/24
回忌ごとの法要に加え、彼岸やお盆などでお墓まいりのために東京から実家へ帰郷する、という人も多いと思います。舅や姑に会うのがおっくうな夫婦もいれば、子育て世帯なら子供にとっては一種の家族旅行なので、我が子に楽しみと言われればせっせと帰郷しなければいけないこともあるでしょう。しかし子供が小さいうちは電車や飛行機は無理、しかし夫の自家用車では時間がかかりすぎる、そんな場合には各鉄道事業者が用意している家族用の個室を利用するのもひとつの手です。多くの鉄道事業者は、観光列車や特急列車に3人から5人ほどで利用できる個室の客室を用意しています。
中には掘りごたつ式の和室もあり、小さい子供がいても気兼ねなく目的地まで旅行ができる仕様です。カフェ車両もある観光列車なら、子連れでも退屈することなくお墓参りができます。子供側の大半が東京に住んでいて親とお墓だけが田舎にあるという場合は、思い切って墓じまいをして東京の合同墓に遺骨を移し、両親に東京に来てもらうという手もあります。高齢になるとなかなか県外に出たがらなくなるため、たまに旅行気分でお墓まいりしてもらうのです。
墓じまい後は交通便利な場所にある自動搬送式の合同納骨堂などに納骨していけば、兄弟同士で管理が簡単になります。自動搬送式納骨堂はほとんどの所が生前の宗教が不問なので、誰でも供養してもらえ、法要の時は法要ホールや礼拝室が利用できるので親族が多い場合でも安心です。