2023/10/24
アパートやマンションなどの賃貸物件にお住まいの方で、「ペットの亡骸は土に還したいけど、傍においておきたい」という方におすすめなのがプランター葬です。プランター葬とは、プランターの中にペットを土葬または遺骨を埋葬してお墓の代わりにすることです。庭がなくてもペットを自然に還すことができ、引越しの際にも一緒に連れていくことができるなどのメリットがあります。プランター葬に向いているペットはハムスターや小鳥などの小動物です。
犬や猫の場合はプランターへの土葬は向きませんが、遺骨を埋葬することはできます。火葬しない場合は一般的に小型動物でも自然に亡骸が還るまで10年ほど有すると言います。また、ベランダに置いておくことで雨に晒されて異臭や虫の発生に繋がったり、暴風で倒れたり、他の動物に掘り起こされる可能性も否定はできないでしょう。それを踏まえると、どうしても手元で埋葬したい場合は、ペットの種類に関わらず火葬してからのほうが現実的かもしれません。
プランター葬に使う鉢植えはどれでも良いというわけではなく、深さがある(最低で30センチ程)、通気性が良い、陶器製のものが良いとされています。最近では専用のお墓が販売されているので、そちらを検討してみるのもいいでしょう。専用のプランターは、土葬用ではなく基本的に遺骨を収納する仕様になっています。メリットやデメリットを踏まえ、後先のことを考えて、後悔のないお墓選びをしましょう。